退任の挨拶の機会を与えていただいて、ありがとうございます。
この間、区民の皆様、同僚の議員の皆さん、成澤区長を始め区の職員の皆さん、そして田中副議長と議会事務局の皆さん、大変お世話になりました。皆さんに支えられて本日この場に立っていることに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
二〇二三年四月の統一地方選挙後、六月に第三十回文京区議会が立ち上がり、今日に至っています。当時は、五月に新型コロナウイルス感染症が五類になり、私たちのミッションは、ポストコロナ、全てからの再生であり、着実な人口増の中で、各委員会が闊達な議論を行い、文京らしさを発揮し、愛着を持って住み続けられるまち、ふるさと文京区であるよう議会の運営に努めさせていただきました。二〇二三年度の予算では八回の補正予算を組むなど、区と議会が一丸となって立ち向かった年であったと思います。
そのすばらしい議論を更に持続可能にするために、全議員DX研修を行い、情報発信として、マルチビジョンの活用、予算、決算審査特別委員会のライブ中継、請願のオンライン申請、AIリアルタイム字幕など、ICTの取組を行ってまいりました。ペーパーレスを目的としたタブレットについては、今後、各議員が活用しやすいよう、皆さんとともにバージョンアップをすることを期待しています。
多様化する社会の中で、人と人が結び付き、文化や産業を知り、より豊かな生活環境が図れるよう、国内外との交流にも取り組ませていただきました。
着任後の新年では、能登半島地震が起こり、能登市との交流から、区では迅速な物資輸送が行われました。復興支援では、金沢市議会議長とともに物産展に取り組み、現在では、本区の学校給食食材の提供の連携へと向こうの議長からも話が進み、成果が出ています。
盛岡市、魚沼市、津和野町、福山市、常総市では、区民交流を後押しし、各イベントなど様々な交流が実施され、新たにうるま市と水戸市と協定締結するなど、互いに支え合う文化が構築できました。
海外では、引き続きカイザースラウテルン市の生徒を受け入れ、新たに韓国、松坡区との姉妹都市となり、九月に議会訪問団が来日、松坡区区民ツアーが開催されるなど市民交流が予定され、パリ五区とはMOUを結ぶなどの広がりが、世界に広がりました。
また、小学校の議会訪問を積極的に受け入れ、七月には中学校サミットをこの議場で行う主権教育にも力を入れ、文京シビックセンターの大規模改修に伴う展望ラウンジの閉鎖の機会に、議会PRを含め、議会フロアの開放も行います。
心残りは、昨年、衆議院議員選挙で中止となった区議会地震災害時等の行動訓練があります。今年、是非区民のために、いつ来るか分からない災害に備えていただき、また、政治倫理についても全議員が理解され、議会のバージョンアップを図っていくことが期待されています。
本区の人口が二十四万人都市へと向かう中で、多様な価値観の中で誰もが愛着を持っていただくためには、都市特有のニーズを的確に把握し解決するために、今後も文京区議会が果たすべき役割は大きな存在です。東京都が持つ権限を身近な文京区に移譲できるよう、二十三区の中で文京らしさを発揮し、本区の魅力を更に磨いていただきたいと思います。
特別区議会議長会では、今後、大きな経費が掛かり付けている清掃工場改修の課題や資源回収、リチウム電池の対応、大井競馬場では厩舎移転に伴うトレーニングセンターなどの設置運営などを注視し、二十三区で解決し、区民の信頼に応えていきたいと皆さんと思います。
文京区民のための政策は、現在進行中です。多くの声が私にも皆さんにも届いているはずです。そんな中で、今年、西村議員が病に倒れられたことは残念で仕方ありません。
今後も、皆さんとともに御信頼を頂いた力を課題解決に向け様々提案をさせていただき、文京区議会とともに歩んでまいりますので、変わらぬ御理解と御指導を賜りますようお願い申し上げ、退任の挨拶とさせていただきます。
二年間の御協力、ありがとうございました。